基本的に計測機器の利用目的は監視です。

その指示値は通常の意味では制御として用いられるわけではありません。生産工場においても、同様の利用形態が利用されています。その中の一つに湿度計センサーがあります。また計測機器の最も重要な利用形態は、自動制御システムの構成要素です。一通りの制御動作をブロック線図にするとわかりやすくなると一般的に言われています。フィードバック操作という帰還の操作を用いて、システム出力（制御量）を制御するにはそれらの量を制御する必要があります。

ブロック線図の流れとして。期待されるプラント挙動を制御装置に与え、プラントやプロセスの流れで実際の挙動である出力を確認します。その際に計測装置であるセンサーを用い、制御装置へのルートも確保します。これらの原理を用いることにより計測機器の働きが成り立っています。湿度計センサーもその中の例外ではないということです。実際の現象で例えてみますと、工場の湿度を湿度センサーで検出し、この情報に基づいて湿度機が保湿や、乾燥などの自動操作を行います。

加湿のパターンはあらかじめプログラムされていることが多い反面、センサーが実際に外気温上昇等で、水分が多くなり、湿度が急激に上がった場合などは。それをさらに検知して自動的に湿度計の電源が遮断されるように作られていることが多いです。このような工業的プロセスで、湿度計の操作やそのための制御が行われているわけです。